日本人成人の80%は歯周病に罹患しています。歯周病の原因は歯周病菌であり、お口の中に存在する菌の割合はある程度決まっています。
その中で、妊娠することによって身体の中で増える女性ホルモンをエサにできる歯周病菌があり、妊娠することで急激に細菌数が増え、妊娠性歯周炎が増悪するのです。
妊産婦の約60%が妊娠性歯周炎罹患すると言われています。
加えて、つわりも口腔内環境を悪くする一因となっています。
妊娠性歯周炎を放ったままにしておくと、おなかの中の赤ちゃんが低体重出生で生まれたり、早産を起こすことが分かっています。
妊娠初期から15~19週までの妊婦の方には、歯周病の基本治療を行っていきます。
妊娠20週を迎えた妊婦の方は、歯科用レントゲンの撮影、麻酔をしての治療など、すべての歯科治療を行うことができます。
妊娠期間中にお口の中の状態を整えて、出産に備えるように心がけましょう。妊産婦の方がストレスを感じない必要最低限の治療をご提案いたします。
タカサゴデンタルオフィスは、大川産婦人科病院 末広・高砂の両医院と医療連携をしておりますので、安心して歯科治療を受けられます。
50ミクロンの変化を感じ取れる歯根膜(歯根についているコラーゲン組織)によって、歯は歯槽骨の中に言わば“トランポリン”のように吊るされていて、この歯根膜が噛んだ時の圧力を脳に伝達し「噛んでいる」と認識をするのです。しかし、天然歯(ご自身の歯)でも金属冠でもセラミックスでも、経年的に“歯”は摩耗(咬耗と言います)してきます。
咬耗することで下顎のバランスが悪くなり、顎の関節が「ガクッ」と鳴ったり、痛くなったり(顎関節痛)、側頭部にまで痛みが出ることがあります。また、人間の80~90%は行うと言われる“歯ぎしり・食いしばり”などの「睡眠時ブラキシズム」で歯根膜に許容範囲を超える強い力が加わることで、歯や顎に痛みを生じることがしばしばあります。
これに歯周病などによる歯の動揺が加わることで「歯の寿命」はどんどん短くなってしまいます。嚙み合わせ治療は文字通り、嚙み合わせを整えることにより、歯や顎の痛みを取り除く治療です。強い歯ぎしりをされる方には、「ナイトガード」と呼ばれる「寝るとき用のマウスピース」を製作いたします。(保険適用)